サプレザ (Sahpresa) はアメリカで生産されフランスで調教された競走馬。馬名は父母名を組み合わせたものであるが、名前自体に意味はない。
経歴
2009年4歳春までにリステッドレース2勝を含む3勝の他、重賞競走でも好走を続け、同年秋のG1サンチャリオットステークスでは英1000ギニーなど英GI2勝馬ガナーティを退け優勝。また1998年に独立したコレ調教師は開業12年目でのG1タイトル獲得となった。
翌2010年にも同競走を制覇するなど、デビュー当初より1600mから1800mの競走を主体に活躍を続け、調教師より「この馬のセールスポイントは順応力と精神力」と評された同馬は仏英欧州圏の他、日本・香港へも遠征、大崩れのない堅実な成績を残し、他国の馬場への適応ぶりを見せた。
日本へはサンチャリオットステークスの実績から2009・2010・2011年のマイルチャンピオンシップの招待馬として出走、それぞれ3着・4着・3着という結果となっている。2011年には褒賞金1800万円を獲得した。2009・2010年のレースに騎乗したペリエ・ルメール両騎手、そして調教師らは口を合わせ外枠に入った不利を敗因に挙げた。
この他2010年ヴィクトリアマイルへの選出馬にも選ばれているが、こちらは気候による調整の遅れを理由に出走を辞退している。
2011年初戦のパレロワイヤル賞を制覇。ファルマスステークスとロートシルト賞ではともに2着、ジャック・ル・マロワ賞では3着となった。9月のサンチャリオットステークスに出走し3連覇を達成する。マイルチャンピオンシップ3着の後は香港へ遠征し、12月の香港マイルに出走したが8着に敗れた。このレースを最後に現役を引退し、社台ファームで繁殖牝馬となった。
なお、サプレザは当初オーナーブリーダーであるダグラス・マッキンタイヤの所有馬であったが、2010年サンチャリオットステークス優勝後にトレードが成立し吉田照哉の所有馬となっている。
競走成績
繁殖時代
2020年3月28日に4番仔のサトノインプレッサが毎日杯を制し、産駒の重賞初制覇を挙げた。2020年3月23日に死亡。
繁殖成績
- 2024年10月5日現在
血統表
血統背景
- 父 Sahm は現役時代はG2勝ちが最高であったが、母 Salsabil が愛ダービー・英オークスなどG1を5勝した名牝であったために種牡馬入り、しかし種牡馬としてはサプレザ以外にG2勝ち馬を1頭出しただけであまり成功しなかった。
- 母 Sorpresa は現役時代12戦3勝。サプレザ以外にこれといった馬は出していない。Sorpresaの半兄に1999年の阪神スプリングジャンプに勝利したファイブポインター。祖母 Dubiously の半兄にアメリカでG3を3勝した Bill E. Shears がいる。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post


