ここでは、陸上競技男子100mの世界記録の推移を示す。
手動計時
1912年のストックホルムオリンピックの男子100m予選において、ドナルド・リッピンコット(アメリカ)が記録した10秒6が国際陸連が初めて公認した世界記録である。その後、1929年頃には、1⁄10秒刻みのストップウォッチを3人の計測員が使用するといった手動計時の細かなルールが定められ、それが運用されていった。
ここでは、国際陸連によって手動計時が公認されていた1912年から1976年までの世界記録の推移を示す。
電動計時
世界的に100mの電動計時が始まったのは、1964年の東京オリンピックからである。当初は手動計時と電動計時とが併用され、両方の記録が公認されていたが、電動計時が普及したことにより、1977年1月より、国際陸連は電動計時による記録のみを公認するようになった。
ここでは、1977年以降の男子100mの世界記録の推移を示す。なお、1976年以前の電動計時による世界記録は、1968年のメキシコシティオリンピック男子100m決勝でジム・ハインズ(アメリカ)が記録した9秒95である。
脚注
出典
- 小川勝 『10秒の壁 ―「人類最速」をめぐる百年の物語』 集英社〈集英社新書〉、2008年 ISBN 978-4-08-720447-6
- 12th IAAF World Championships In Athletics: IAAF Statistics Handbook. Berlin 2009. pp. 202-203 (PDF)
関連項目
- 女子100メートル競走世界記録の推移
- 陸上競技の世界記録一覧
- 陸上競技のオリンピック記録一覧
- 10秒の壁



