スクールJCAとは、芸能事務所・プロダクション人力舎が1992年に開校したタレントの養成所。
概説
東京初のお笑い専門学校で、JCAは人力舎(Jinrikisha)、キメラ(Chimera)、ASH&Dコーポレーションの頭文字からとっている。
毎年約100名ほどが入学し卒業検定で約10組に絞られ、そこから残るのは2〜3組ほどである。芸能養成所の授業料としては高額の60万円を納めなければ所属ルートに乗れない上、正式所属する際にまた20万円かかる。正式に人力舎所属の芸人になれなくても、ダンディ坂野や三四郎などを筆頭に他事務所で活躍する芸人も多い。
様々なジャンルの人物を講師に迎え色々な視点から講義をしてもらい、生徒に自分がどんな人間なのかキャラクターを明確に把握させることを重点に置いており、人力舎所属の芸人が講師として授業に現れることもある。
ただし、吉本総合芸能学院(NSC)など他のお笑い系養成所に比べると格段に「授業内容がゆるい」らしく、ラバーガールによれば「吉本は週6日授業なのに人力舎は週3日」「授業で延々ハンカチ落としだけをやって終わったり、『ルールはよくわからないけどカバディやってみよう』という日もあった」という。
これまでは毎年優秀な生徒数組を下部組織である「JCAプロモーション」の所属として残し、さらに将来性のあるグループを正式に昇格させるという方針を取っていたが、2017年頃より公式サイト内で設けられていたJCAプロモーション所属芸人のプロフィール欄が廃止され、所属が決定した卒業生も人力舎所属芸人のプロフィール欄に掲載されるようになった(2020年7月まで、所属芸人のうちおよそ半分のプロフィールは「ネクストタレント」として別ページ化されていた)。
同様に毎年数回のオーディションを定期的に実施しており、近年では卒業生を招いたオープンキャンパスを開催している。2017年度には児嶋一哉(アンジャッシュ)・柴田英嗣(アンタッチャブル)・鈴木拓(ドランクドラゴン)、2019年度には飯塚悟志(東京03)による特別体験授業が行われた。
著名な出身者
JCAプロモーションを経由せず飛び級で人力舎に所属した卒業生
- アナクロニスティック
- 髙橋ちゃん
- ダトウキョク
スクールJCAへ入学せず人力舎に所属した芸人
- オアシズ
- ニーニーズ(解散)
- Zee-G(解散)
- 細雪(解散)
- おぎやはぎ
- Y&Y(解散)
- プラトニック(解散)
- ミクロキッズ(解散)
- ジャムパン(解散)
- 寺崎仁人(退社 元グーニーズ)
- てづらいさむ(引退)
- ビューティー渡辺(退社)
- ドリンク(解散)
- 角田晃広(東京03)
- 木村直博(退社 元ルーシー)
- 本田兄妹
- ジグザグドリブル(解散)
- 山内大史(引退 元孔雀)
- 浅沼達朗(引退 元鬼ヶ島)
- 北野知沙(引退 元エレガントグリーン)
- ヨージ(退社)
- 川合亜紀(引退 元あめんぼ)
- 残間萌(引退 元裏庭コミックス)
- スパナペンチ(解散)
- 真空ジェシカ
- 河野かずお(埼京パンダース)
脚注
- 注釈
- 後に再入学
- 再入学
外部リンク
- JINRIKISHA OFFICIAL WEBSITE プロダクション人力舎オフィシャルウェブサイト
- スクールJCA オフィシャルウェブサイト
- スクールJCA (@SchoolJCA) - X(旧Twitter)



