伊那福岡駅(いなふくおかえき)は、長野県駒ヶ根市赤穂福岡にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。当駅を終点とする列車も設定されている(2020年3月現在のダイヤでは朝に上諏訪駅発1本)。
歴史
- 1914年(大正3年)12月26日:伊那電車軌道(1919年に伊那電気鉄道へ改称)赤穂駅(現・駒ケ根駅) - 当駅間延伸時に終着駅として開設。一般駅。
- 1915年(大正4年)7月24日:伊那電車軌道が伊那福岡終点仮停留場まで延伸、途中駅となる。
- 1918年(大正7年)2月11日:伊那電車軌道伊那福岡終点仮停留場 - 飯島駅間延伸。これに伴い伊那福岡終点仮停留場は廃止。
- 1943年(昭和18年)8月1日:伊那電気鉄道線が飯田線の一部として国有化、鉄道省(後の日本国有鉄道)の駅となる。
- 1971年(昭和46年)12月1日:荷物・専用線発着を除く貨物取扱廃止。
- 1982年(昭和57年)11月1日:車扱貨物取扱全廃(旅客駅化)。
- 1983年(昭和58年)2月24日:CTC化に伴い、無人駅化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となる。
- 2004年(平成16年)2月:駅舎解体、現待合所完成。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有し、列車交換可能な地上駅。伊那市駅管理の無人駅で、駅舎は無いがコンクリート造りの待合所がある。待合所入口のデザインは隣の田切駅との間にある飯田線名物の「Ωカーブ」をモチーフとしている。
かつて駅南西にあった住友セメントのサービスステーションへ至る専用線があり、当駅にはセメントが到着していたが1982年(昭和57年)に廃止された。
のりば
利用状況
1日平均乗車人員は以下の通り。
駅周辺
- 長野県駒ヶ根工業高等学校 - 最寄駅で学生も多い。
- 国道153号 伊南バイパス
- 琴伝流本社
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- CD 飯田線
- ■快速「みすず」
- 飯島駅 - 伊那福岡駅 - 小町屋駅
- ■普通
- 田切駅 - 伊那福岡駅 - 小町屋駅
- ■快速「みすず」
※1915年 - 1918年までは暫定的な終着駅として、現在の田切駅から当駅寄りに伊那福岡終点仮停留場が存在した。
脚注
参考文献
- 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧




