平群天神社(へぐりてんじんしゃ)は、千葉県南房総市平久里中(安房国平群郡)にある神社。平久里天神社とする表記もある。旧社格は郷社。
菅原道真公を主祭神とし、木花開耶姫命・天照大日孁貴命・建御名方神を配祀する。
概要
文和2年(1353年)に北野天満宮を勧請したのが当社の創祀とされる。天正14年(1586年)里見義頼の命で本殿が改築され、更に文化5年(1808年)神照寺法印宥弘により再建された。古くは平群9ヶ村の鎮守として信仰を集めていた。その後、明治維新後分村したため平久里中のみの鎮守となり、明治6年(1873年)郷社に列した。
当社に伝わる「天神縁起絵巻」3巻は、室町時代の初期に神照寺住職宥源によって納められたもので、千葉県の有形文化財に指定されている。
脚注
参考文献
- 『全国神社名鑑 上巻』全国神社名鑑刊行会史学センター、昭和52年。
- 『神社辞典』東京堂出版、1997年。ISBN 4-490-10474-X
外部リンク
- 南房総市 山田区青年会 郷社平群天神社




