『マジェンタレーン』(原題: Magentalane)は、1981年10月にキャピトル・レコードからリリースされたカナディアン・プログレッシブ・ロック・バンド、クラトゥの5枚目となるスタジオ・アルバムで、クラトゥ名義では最後のオリジナル・アルバムとなった。プロデュースはクラトゥのメンバー自身が担当し、ファースト・アルバム『クラトゥ』路線に戻されたサウンドとなっている。このアルバムは前作『エンデインジャード・スピーシーズ』でのキャピトルとの軋轢からアメリカではリリースされず、カナダとメキシコだけでのリリースとなった。1995年になってアメリカのPermanent Press RecordsからCDでリリースされ、2007年にはBullseye Recordsからもリリースされた。このアルバム発売の翌1982年4月にはギタリストのディー・ロングがバンドから脱退してしまい、最終的には1982年8月にクラトゥは解散した。
このアルバムは、DUN - アルカンジェロ (Arcangelo) から、2009年12月18日にリマスター リイシュー版の紙ジャケット仕様(ARC-7326)として再発された。
収録曲
パーソネル
- ジョン・ウォロシャク (John Woloschuk) - ボーカル、ピアノ、アコースティック・ギター、キーボード、ベース、ヴィブラフォン、エレクトリック・シタール、オカリナ、グロッケンシュピール
- ディー・ロング (Dee Long) - ボーカル、エレクトリック・ギター、マンドリン、スライド・ギター、コルグ・シンセサイザー
- テリー・ドレーパー (Terry Draper) - ドラム、パーカッション、ポリモーグ、トロンボーン、タンバリン、ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- ジョン・ジョンソン (John Johnson) - サクソフォーン on "The Love of a Woman"
- メモ・アセヴェード (Memo Acevedo) - コンガ on "The Love of a Woman"
- アデル、ポール、ディック・アーミン (Adele, Paul and Dick Armin) - ストリングス on "The Love of a Woman", "December Dream" and "Maybe I'll Move to Mars"
- ジョージ・バートーク (George Bertok) - ピアノ on "Blue Smoke"
- ローン・グロスマン (Lorne Grossman) - ティンパニ、チャイム on "December Dream" and "Maybe I'll Move to Mars"
- ポール・アーヴァイン (Paul Irvine) - トランペット、トロンボーン on "December Dream" and "Maybe I'll Move to Mars"
- ジル・ヴォーゲル (Jill Vogel) - バック・ボーカル on "Mrs. Toad's Cookies"
- アンナ・ドレーパー (Anna Draper) - バック・ボーカル on "Mrs. Toad's Cookies"
- リンダ・デイヴィス (Linda Davies) - バック・ボーカル on "Mrs. Toad's Cookies"
- フランク・ワット (Frank Watt) - ドラム on "At The End of the Rainbow"
- ケン・ウォナメイカー (Ken Wannamaker) - ベース on "At The End of the Rainbow"
- デイヴ・ケネディ (Dave Kennedy) - ギター on "At The End of the Rainbow"



