三条 実平(さんじょう さねひら)は、鎌倉時代初期から中期にかけての公卿。太政大臣・三条公房の二男。官位は正三位・非参議、左中将。右大臣・三条実親の同母弟。

経歴

以下、『公卿補任』と『尊卑分脈』の内容に従って記述する。

建保元年(1213年)12月14日、侍従に任ぜられる。建保4年(1216年)1月5日、従五位上に昇叙。建保5年(1217年)1月28日、安芸権介を兼ねる。建保6年(1218年)1月5日、正五位下に昇叙。承久3年(1221年)1月5日、従四位下に昇叙。貞応元年(1222年)11月26日、従四位上に昇叙。同年12月8日、禁色を許される。貞応2年(1223年)12月17日、正四位下に昇叙。

嘉禄元年(1225年)1月5日、従三位に叙される。同月7日、侍従は元の如し。同月27日、左中将を兼ねる。嘉禄2年(1226年)1月23日、越中権守を兼ねる。安貞2年(1228年)3月20日、正三位に昇叙。貞永元年(1232年)1月30日、尾張権守を兼ねる。建長元年(1249年)10月13日、父・公房の喪が明けて復任。正嘉元年(1257年)2月、出家。

系譜

  • 父:三条公房(1179-1249)
  • 母:中山忠親の長女
  • 妻:不詳
    • 女子:亀山天皇典侍

脚注

参考文献

  • 『公卿補任』(新訂増補国史大系)吉川弘文館 黒板勝美、国史大系編集会(編) ※ 嘉禄元年(1225年)に実平が非参議従三位となった時以降の記事。
  • 『尊卑分脈』(新訂増補国史大系)吉川弘文館 黒板勝美、国史大系編集会(編) ※「三条実平」および「三条公房」の項。

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