AOR(エーオーアール)とは、アルバム・オリエンテッド・ロック(Album-Oriented Rock)、もしくはアダルト・オリエンテッド・ロック(Adult-Oriented Rock)の略語で、ポピュラー音楽のジャンルの一つである。
概要
- アルバム・オリエンテッド・ロック(Album-Oriented Rock)
- アメリカで「シングルチャートを意識したものではなく、アルバム全体としての完成度を重視したスタイル」の意味で使用された。アルバム・ロック(Album rock)とも称される。
- アダルト・オリエンテッド・ロック(Adult-Oriented Rock)
- 「大人向けのロック」「アダルト志向のロック」を意味する和製英語。英語圏でソフトロックとも称される場合もある。
AORのジャンルの音楽家としては、ボズ・スキャッグス、ボビー・コールドウェル、ルパート・ホルムズ、スティーリー・ダン、クリストファー・クロス、1974年以降のシカゴなどがあげられる。
音楽性が近い音楽用語としては、クワイエット・ストーム (Quiet Storm) 、ソフト&メロウ (Soft & Mellow) 、アダルト・コンテンポラリー (Adult Contemporary/AC) 、アーバン (Urban) 、ヨット・ロック (Yacht Rock) などがある。
AORの代表曲の例
- スティーリー・ダン
- 「彩(エイジャ)」(1977年)
- ボズ・スキャッグス
- 「ウィ・アー・オール・アローン」(1976年)
- 「ジョジョ」(1980年)
- ボビー・コールドウェル
- 「風のシルエット」(1979年)
- ルパート・ホルムズ
- 「エスケイプ」(1979年)
- 「ヒム」(1980年)
- TOTO
- 「ジョージー・ポージー」(1978年)
- 「99」(1979年)
- シカゴ
- 「遥かなる愛の夜明け」(1974年)
- 「渚に消えた恋」(1974年)
- 「愛ある別れ」(1976年)
- 「雨の日のニューヨーク」(1976年)
- 「朝もやの二人」(1977年)
- 「素直になれなくて」(1982年)
世界の主なミュージシャン
日本の主なミュージシャン
- 小田和正
- 角松敏生
- ゴダイゴ
- サーカス
- SING LIKE TALKING
- NONA REEVES
- 山下達郎
- 寺尾聡
- 鈴木雅之
- オメガトライブ
- 伊豆田洋之
- DEEN
脚注
注釈
出典
関連項目
- アダルト・コンテンポラリー
- イージー・リスニング
- 田中康夫
- AOR (曖昧さ回避)
- ブルー・アイド・ソウル




